予防接種について

 現在予防接種は原則個別接種(かかりつけ医で接種)になっています。ただし、市町村でそれぞれ予防接種の要領が異なりますので、それぞれの行政機関のホームページなどでご確認ください。

接種前にワクチンについて小冊子予防接種と子どもの健康 (予防接種リサーチセンター)をお読みいただき、予防接種についてご理解いただくようになっています。ご心配なことや分からないことがあれば かかりつけ小児科で十分に説明を受けられてください。

 福岡県内であれば各市町村相互乗り入れの取り決めがおこなわれ、ほとんどの市町村で定期接種は無料で受けられるようになっています。詳しくはかかりつけ小児科医におたずねください。

 予防接種の当日は、母子手帳のご持参もお忘れなく。

   

 予防接種対策に関する情報 (厚労省)

 予防接種のページ  (国立感染症研究所 感染症情報センター)

 予防接種ガイドライン 2008年3月改訂版 (予防接種リサーチセンター)

 予防接種スケジュール (予防接種リサーチセンター)

 

 Know VPD! - ワクチンで防げる病気(VPD)を知って子供たちの命を守る

                                ( 「VPDを知って、子どもを守ろう。」の会 )

 おすすめ予防接種スケジュール  おすすめ予防接種スケジュール(ロタワクチン含む)

予防接種の概略

■ 日本で接種可能なワクチンの種類  2014101日現在)

【定期接種】

(対象者年齢は政令で規定)

生ワクチン
BCG
麻疹・風疹混合(MR
麻 疹(はしか)
風 疹
水 痘

不活化ワクチン・トキソイド
百日咳・ジフテリア・破傷風混合(DPT
ジフテリア・破傷風混合トキソイド(DT
ポリオ(IPV
百日咳・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ混合(DPT-IPV
日本脳炎
インフルエンザ
肺炎球菌(13価結合型)
インフルエンザ菌b型(Hib
ヒトパピローマウイルス(HPV):2価,4
肺炎球菌(23価多糖体)

【任意接種】

生ワクチン
ポリオ
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
黄 熱
ロタウイルス:1価,5

不活化ワクチン・トキソイド
B型肝炎
破傷風トキソイド
成人用ジフテリアトキソイド
A型肝炎
狂犬病

※定期接種を対象年齢以外で受ける場合

 

定期接種(予防接種法に基づくワクチン:勧奨接種)として

 

 四種混合ワクチンDPT-IPV (ジフテリア:百日咳:破傷風:不活化ポリオ) 

:不活化ワクチン(皮下注射)

  生後390ヶ月までに初回として38週間あけて3回接種(標準的には生後312ヶ月に達する期間に)。その後6ヶ月以上あけて追加接種します。

  副反応として注射部位の発赤、腫脹、しこり(硬結)、 発熱がみられますが一過性です。

 

 ポリオ :不活化ワクチン(皮下注射)

  生後390ヶ月までに初回として38週間あけて3回接種(標準的には生後312ヶ月に達する期間に)。その後6ヶ月以上あけて追加接種します。

  副反応として注射部位の発赤、腫脹、発熱がみられますが一過性です。

 

 BCG :生ワクチン(スタンプ方式)

生後12ヶ月に達するまで期間(標準的には3ヶ月〜6ヶ月未満) に接種します。

 副反応として、まれに接種した側の腋の下にあるリンパ節(腋窩リンパ節)が腫れることが

ありますが通常は自然に消失します。心配な場合は医療機関に御相談ください。

 

 二種混合ワクチンDT(ジフテリア:破傷風) :不活化ワクチン(皮下注射)

 11歳以上13歳未満で接種しますが、標準的には小学校6年で1回接種します。副反応として接種部位の腫脹が多いです。

 

 麻しん風しん混合ワクチン (MRワクチン) {麻しんワクチン風しんワクチン }:生ワクチン(皮下接種)

  2006(平成18)年6月より麻しんワクチンと風しんワクチンは混合ワクチン(MRワクチン)が導入され2回接種となりました。1期が生後1224ヶ月未満(2歳の誕生日の前日まで)。2期の接種時期は5才〜7才未満で小学校就学日の1年前から就学日前日までの間です。副反応として接種後710日頃に発熱や軽い発疹が約1020%にみられます。

 

 日本脳炎ワクチン :不活化ワクチン(皮下注射)

  1期は生後690ヶ月で初回は14週間あけて2回接種します。1年後に追加1回。標準的には1期初回が3才、追加が4才です。その後913才未満に2期を接種します。

 

 Hibワクチン(インフルエンザ菌b型) :不活化ワクチン(皮下注射)

 インフルエンザ菌b型(冬〜春に流行するインフルエンザウイルスとは異なります)による重症感染症(敗血症・髄膜炎や急性喉頭蓋炎)を予防するワクチンです。

  生後2ヶ月60ヶ月に至るまでに接種します。生後2ヶ月~7ヶ月に至るまでに初回免疫を開始し、追加免疫は初回3回を終了後7ヶ月以上の間隔をおいて接種します。

 

 小児用肺炎球菌ワクチン13価) :不活化ワクチン(皮下注射)

 肺炎球菌による細菌性髄膜炎、敗血症などの侵襲性肺炎球菌感染症を予防するワクチンです。

 生後2ヶ月60ヶ月に至るまでに接種します。生後2ヶ月~7ヶ月に至るまでに初回免疫を開始し、追加免疫は初回3回を終了後60日以上の間隔をおいて生後12ヶ月以降に接種します。

 

 水痘ワクチン(みずぼうそう):生ワクチン(皮下注射)

 1才以降3才の誕生日前日までに2回接種します。標準的には1回目を生後12ヶ月から15か月に至るまでに、2回目は1回目終了後3ヶ月以上(通常6ヶ月~12ヶ月)の間隔をおいて接種します。副反応はほとんどありません。

  

 子宮頸がん予防ワクチン :不活化ワクチン(筋肉注射)

 ヒトパピローマウイルスに対するワクチンで2価と4価の2種類あります。 2種類とも計3回接種します。12歳となる年度の初日から16歳となる年度の末日までの間にある女子が対象です。標準的には13歳になる年度(中学1年生)初回を接種し、2回目、3回目は、2価ワクチン:1回目接種の1ヶ月後、6ヶ月以上後、4価ワクチン:1回目接種の2か月後、6ヶ月以上後、に接種します。

※現在子宮頚がん予防ワクチンは積極的勧奨ではないため、無料ですが特に希望する場合のみ接

 種できます。

 

任意接種として

 

 おたふくかぜワクチン :生ワクチン(皮下注射) 有料

 1才以降に1回接種します(医学的には2回接種が理想)。23%に接種後23週に耳下腺が軽く腫れたり、熱がでたりすることがあります。また数千接種に1例無菌性髄膜炎を合併することがありますが自然感染での頻度に比べてはるかに少なくまた後遺症もほとんどありません。

  自然感染による難聴が5001000人に1人の頻度で合併します。これを予防するためにもワクチン接種をお勧めします(ワクチンの副作用による難聴の報告はありません)。

 

 インフルエンザワクチン :不活化ワクチン(皮下注射) 有料

 生後6ヶ月以上の全年齢が対象で14週(理想的には34週)あけて2回接種します。

 3歳未満は各0.25mlを2回、3歳以上13歳未満は各0.5mlを2回、13歳以上は各0.5mlを1回または2回接種します。

副反応は局所の発赤、かゆみが見られる程度で、発熱などの全身症状は まれです。卵ア

 レルギーのある場合はかかりつけ小児科医に相談してください。

 

   B型肝炎ワクチン :不活化ワクチン(皮下注射) 有料

 B型肝炎を予防するワクチンで、全年齢が対象です。標準的には生後2ヶ月から計3回接種します。

 最初4週間隔で2回接種し、1回目から20週~24週後に3回目を接種します。

 B型肝炎ワクチンは乳幼児期のワクチン接種が免疫獲得率が高く、早期の接種が勧められています。

 

   ロタワクチン 生ワクチン(経口) 有料

 ロタウイルスによる感染性胃腸炎(おう吐下痢症)を予防するワクチンで、1価と5価の2種類があります。1価ワクチン(ロタレックス)は生後6週~24週までに4週以上間隔をおいて2回内服します。5価ワクチン(ロタテック)は生後6週~32週までに4週以上の間隔をおいて3回内服します。

  初回接種(内服)は146日までに行うことが推奨されています。

 

つぎの予防接種までの間隔

 ・生ワクチン(ポリオ、BCG、麻しん、風しん、麻しん・風しん混合、水痘、おたふくかぜ、ロタ)接種後、次の予防接種との間隔は27日以上あけます。

 不活化ワクチン(ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、DPTDT、日本脳炎、インフルエンザ 、子宮頸がん予防ワクチンなど)接種後、次の別種予防接種との間隔は6日以上あけます。